8月中旬から下旬にかけて共和党、民主党の全国大会が開催され、現職のトランプ大統領、およびバイデン氏が両党の大統領候補者として正式に指名された。大統領選挙は11月の本選に向けていよいよ本格化する。
今回、4年ぶりの政権奪還を目指す民主党の政策案を確認すると、その多くはトランプ大統領が就任以降行ってきた政策を覆すことを公約としている。現職のトランプ大統領が、民主党のオバマ前大統領による政策の多くを覆してきたため、そこからの揺り戻しはごく自然な流れと言えよう。したがって、大統領選挙の結果次第で、少なくともこの先4年間の政策の方向性は大きく異なることになる。
だが一方で、大統領選挙の結果がどうであったにせよ、…