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コラム

【連載】グローバルの眼/米、ベトナムを為替操作国に認定

【2021年2月5日付 国際面 日刊工業新聞電子版

ドン高への懸念高まる

2020年のベトナムの実質国内総生産(GDP)成長率は前年比プラス2.9%であった。19年の同プラス7.0%からは減速したものの、新型コロナウイルスの流行によって軒並みマイナス成長が予想される他の東南アジア諸国連合(ASEAN)主要国とは対照的に堅調に推移している。この主因は輸出の好調である。世界各国で活動制限が実施された結果、テレワークが急速に普及し、パソコンや電子部品といったIT関連財の輸出が増加した。今後も、テレワークが新しい働き方として引き続き広まるほか、次世代通信規格である5Gに関連する需要が拡大するとみられるなか、IT関連輸出の増勢は維持される見込みであり、21年もベトナム経済のけん引役になることが期待される。

しかしながら、ここに来て好調なベトナム輸出の下振れリスクが浮上してきた。それは通貨高である。

ベトナムの貿易黒字は20年に前年比83.5%増の199.5億ドルに達した。好調な輸出を背景に…

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