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コラム

【連載】グローバルの眼/高まるスタートアップ支援の波

【2019年11月21日付 国際面 日刊工業新聞電子版

大阪に“着地点”、交流活性化

「スタートアップブートキャンプ スケール大阪」は海外スタートアップが日本参入のために関西を“着地点”とすることを目指している

世界中でスタートアップ支援が活発になっている。スタートアップを生むためのイノベーションエコシステムが世界中の都市で形成され、その地域ごとに強い分野や特徴が生まれている。いまだ世界トップにはサンフランシスコおよびシリコンバレーが君臨し、ITやライフサイエンス分野で力を発揮している。他にも、ボストンは医療系、イスラエルはサイバーセキュリティー、カナダは人工知能(AI)などで知られるようになってきている。各地域ナンバーワンの大学が強い分野でビジネスをし、その分野に強いプロフェッショナルをメンターに集めたアクセラレーターの存在も成功につながっている。

筆者は、日本の学生起業家やスタートアップ、大企業のオープンイノベーション担当者向けに埼玉県和光市で「Angel Accelerator」というアクセラレーターを行う傍ら、シリコンバレー拠点のBツーBのスタートアップ向けで全米一の実績を誇るアクセラレーター「Alchemist Accelerator」のメンターをはじめ、インド工科大学ムンバイ校を中心にインド最大の起業家コミュニティー「E―Cell」のメンターをしている。さらに、今年9月に英国を拠点に世界18都市で展開している欧州最大級の「Startupbootcamp」が大阪に進出し、「スタートアップブートキャンプ スケール大阪」を発足させたと同時に、メンターに就任した。

スタートアップブートキャンプ スケール大阪は、…

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