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コラム

【連載】グローバルの眼/原油安時代、生き残るのは誰か?

【2020年4月1日付 国際面 日刊工業新聞電子版

米シェールに凱歌か

米国産標準油種(WTI)先物価格は、年初には1バレル=60ドル程度だったものが、3月下旬には1バレル20ドル前後にまで急落している。協調減産がまとまらず、サウジアラビアとロシアがともに増産に乗り出しているからだ。この水準では、産油国の財政はどこもお手上げになるだろう。

米国のシェール開発業者も、この価格では採算が取れないはずだ。彼らはウォール街のハイイールド債市場から資金を調達しており、そこには運用難に苦しむジャパンマネーも流入している。日本経済としても「安い石油」を手放しで歓迎するわけにはいかない。

「シェール業者危うし」という声は、2014年から16年にかけての…

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