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沖縄県、賃貸工場で技能五輪 立地環境を訴求

【2018年06月06日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

大会開催を機に製造業誘致を加速(競技会場となるうるま市の賃貸工場)

【那覇】沖縄県は11月に県内で開く技能五輪全国大会の一部競技を県中部の製造業向け賃貸工場で実施する。全国から製造業関係者が集まる機会を生かし立地環境をアピールする狙い。構造物鉄工、電気溶接、抜き型、旋盤、フライス盤の5職種を計画している。

うるま市内の経済特区「国際物流拠点産業集積地域」の4棟を会場とする。賃貸工場は2017年度に建設した。同地域は埋め立て地に整備した工業地帯で食品や精密機器をはじめとした工場立地の中心地。県は会期中にモノづくり関連イベントも併催し、情報発信する。

大会は厚生労働省、中央職業能力開発協会との3者が主催。全体で42職種を実施する。県中南部の6市14会場で開く。ただ、競技用装置の輸送が難しいため、「精密機器組立て」職種のみ、日立オートモティブシステムズ佐和技能教育センター(茨城県ひたちなか市)で行う予定。各会場は6月中旬に競技関係者が視察して正式決定する。

会期は11月2―5日の4日間。同時開催のアビリンピックは22種目を那覇市の奥武山公園内施設で実施する。開閉会式は両大会合同で同公園陸上競技場で開く。県内外から合計15万人の来場を見込む。

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