沖縄県は東京都内で、経済的な地理的優位性や特区制度をPRする企業誘致セミナーを開いた。臨空・臨港型や情報通信、健康医療・バイオなど、高付加価値の産業集積を図る狙い。富川盛武副知事は「沖縄はアジアのダイナミズムを取り込み、絶好調な環境だ」とアピールした。製造、物流、ITなど各業種の経営者ら約200人が参加した。
内閣府からは税制優遇制度についてANAカーゴ(東京都港区)から沖縄を拠点とした航空物流網など、優位性を高める独特の立地環境も紹介された。パネル討論(写真)では立地企業が登壇。ソフトウエア開発のサイダス(那覇市)、医療機器製造のエフエムディ(埼玉県戸田市)、航空機整備のMROジャパン(那覇市)の代表者らが魅力を語った。