Powered by 日刊工業新聞

ニュース

東京パワーテクノ、福島にリサイクル工場 灰・スラグを骨材に

【2019年9月11日付 建設・生活・環境・エネルギー面 日刊工業新聞電子版

【いわき】東京電力グループの東京パワーテクノロジー(東京都江東区)は、石炭火力から発生する灰やスラグを加工して2次製品化するリサイクル工場を福島県広野町に建設する。福島県浜通り地区に立地する石炭火力発電から発生する石炭灰と溶融スラグを加工し、骨材などとして製品化する工場を広野町に建設する。

福島県浜通り地区では東電フューエル&パワーの広野火力発電所(福島県広野町)で石炭火力が2基(計120万キロワット)稼働。2021年には広野IGCCパワーが石炭ガス化複合発電の54万キロワットを運転に入る。

これらの石炭火力から発生する石炭灰や溶融スラグを加工して細骨材や土木材といった生コンクリート、コンクリート製品として販売する。20年3月から広野工業団地に工場を建設。21年3月に操業する予定。

石炭の灰やスラグの有効利用では日本国土開発が石炭エネルギーセンターなどと共同出資した福島エコクリート(同南相馬市)が浜通り地区の石炭火力から石炭灰を供給し人工砕石を生産する工場を操業している。

おすすめコンテンツ from Biz-Nova(ビズノヴァ)

ページトップ