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ニッチュー、福島・いわきに新工場 ブラストマシン生産

【2019年9月25日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

ニッチュー(東京都台東区、平塚勝朗社長、03・3833・7060)は、福島県いわき市にブラストマシンの新工場を建設する。ショットブラストなどを生産する我孫子工場(千葉県我孫子市)や関連会社の工場が手狭になり、新工場の候補地を探していたところ立地優遇制度が付いた同県いわき市の用地を見つけた。2020年3月に着工し、21年1月に操業開始する。

新工場は同県と土地売買契約を結んだ同市のいわき四倉中核工業団地に立地する。敷地面積は約1万400平方メートル。鉄骨造2階建て工場と大型テント倉庫2棟を設ける。延べ床面積は約5000平方メートル。土地、建物、設備などの総事業費は約13億円。国の津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金の採択を受け、約6億円の助成金を充てる。地元の7人を雇用する。

同社は1959年設立。総合ブラストメーカーとしての実績を持ち、東京電力福島第一原子力発電所で撤去した汚染水貯蔵タンクの放射能物質を除去する大型ブラストマシンを製造した。

さらに同県浜通り地域などの産業強化を目指す国の「福島イノベーション・コースト構想」に賛同し、現地進出を決めた。

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