東京ガスは6日、宇都宮市の清原工業団地で、入居企業のキヤノン、カルビー、久光製薬3社の7事業所向けにガスコージェネレーション(熱電併給)事業を始めたと発表した(写真)。需要状況が異なる各社に一体供給して需要を平準化し、2015年度と比べて約20%の省エネルギーと二酸化炭素(CO2)排出削減が可能になる。事業費は約100億円。
宇都宮市内で5日会見した内田高史東ガス社長は「産業分野の省エネ余地が限られる中で、約2割の省エネは大きい」と意義を強調した。武石洋明キヤノン常務執行役員は「環境影響に配慮した企業だと訴求する機会になる」と評価した。
完全子会社の…
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