東京ガスと東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)が、清原工業団地(宇都宮市)で操業するカルビー、キヤノン、久光製薬の3社7事業所に電気と蒸気・温水などの熱を工場間一体で供給し、エネルギー効率の成果を上げている。都市ガスをもとに大型ガスエンジンで自家発電し、熱も無駄なく活用することで、20%の省エネと20%の二酸化炭素(CO2)削減を実現した。東京ガス・TGESは全国の工業団地にも導入提案を進めている。(編集委員・川口哲郎)
【ロス低減】
清原工業団地の一角に設けたTGESの清原スマートエネルギーセンターが、7事業所への電力、熱の供給を一手に担う。同センター内には出力5770キロワットのガスエンジン発電機が6基稼働し、総発電容量は3万4620キロワット。ガスエンジンからの高温廃熱は貫流ボイラで回収し、蒸気を発生させる。蒸気量は需要に応じて排ガスダンパーで制御。蒸気・温水熱交換器も備え、温水も供給する。
管内には全長約4キロメートルの電力自営線を2本敷き、…