カネカは24日、北海道苫小牧市に血液浄化器の新工場を建設すると発表した。投資額は100億円。2024年5月の稼働を予定する。血液浄化器は大阪工場(大阪府摂津市)で生産しているが、欧米や中国などで市場拡大が見込まれており、世界での事業拡大をにらみ、生産体制の強化が必要と判断した。
新工場では血中の悪玉コレステロールを選択的に除去する「リポソーバー」や、重症化した閉塞(へいそく)性動脈硬化症(ASO)の病因物質を取り除く「レオカーナ」を生産する。
リポソーバーは欧米を中心に、…
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