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浦安鉄鋼団地協組の景況調査、12月「不況」「やや不況」10社増

【2023年1月26日付 商品市況面 日刊工業新聞電子版

浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた2022年12月の景況実感調査(会員143社対象)は、現在の景況感について、前月に比べて「不況」「やや不況」と答えた企業が、前月調査比10社増の54社となった。年末で冬季休業に入ったことなどで、稼働日が減少し、荷動きに影響した声が多くあった。

景況感について「好況」「やや好況」が同2社減の8社、「横ばい」が同9社減の70社だった。景況感が前月より悪いと感じた企業のみ、声が増えた格好となった。

「12月は稼働日も少なく、生産調整もあり加工量は減少」「冬季休業もあり、稼働日も数量も売り上げも減となった」(薄板・表面処理鋼板業者)、「12月は稼働日が少ないこともあるが荷動きは低調に推移」(平鋼業者)と稼働日の少なさを指摘する意見が散見された。また、要因は不明だが「12月の販売は、例年以上に年末の沈滞ムードが早めに来たような気がする」(薄板・表面処理鋼板業者)、「年末の駆け込み需要を期待するが、市中の動き、引き合いとも期待外れな状況」(中板業者)、「12月中旬より荷動きが低下」(異形棒鋼業者)と、雰囲気が決して明るくないことも多くの業者が異口同音に伝えた。

項目別に見ると、

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