浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた1月の景況実感調査(会員143社対象)は、現在の景況感について、前月に比べて「不況」「やや不況」と答えた企業が、前月調査比4社増の58社となった。年始休業のために稼働日が減少したことや新型コロナウイルスの感染拡大、季節要因が影響した模様だ。
景況感について「好況」「やや好況」が前月と同数の8社、「横ばい」が同6社減の64社だった。前月調査と同じく、景況感が前月より悪いと感じた企業の数のみ増えた。
「稼働日数減と社員のコロナ、インフルエンザ感染者が多数出てしまい、各ライン人員不足で調整操業のため数量が減少した」(薄板・表面処理鋼板業者)、「1月は12月と同様に稼働日が少ないが、12月以上に荷動きは低迷」(平鋼業者)と稼働日やウイルスを要因と指摘する意見が出た。また、「季節なりの需要で迫力に欠ける状況もあり様子見、買い控えムードが継続」(H形鋼業者)と、鋼材の不需要期と呼ばれる冬にあたることに原因を見いだそうとする企業もあった。
項目別に見ると、売上数量で「不況」「やや不況」が前月と同数の67社、売上高で同様の回答が同6社増の69社、…