浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた5月の景況実感調査(会員143社対象)は、現在の景況感について、前月に比べて「不況」「やや不況」と答えた企業が、前月調査比23社増の73社となった。大型連休があって稼働日が少ないことや、受注減などで需要が低迷したことが影響したとみられる。
景況感について「好況」「やや好況」が同2社減の2社、「横ばい」が同18社減の58社だった。
項目別に見ると、売上数量で「不況」「やや不況」という回答が66社で前月調査と同数だが、この項目での回答全体の48・2%を占め、回答した数は最多だった。売上高で同様の回答が同6社増の71社で、こちらも回答全体の51・8%と最多。収益状況で同様の回答が同11社増の55社。4月に比べて悪化したことを感じている企業が多いことがうかがえた。
「建築関係の受注の減少と連休もあり、得意先を回ってもあまり良い話は聞かれない」「5月は稼働日見合いの数量となり、全体的に盛り上がりに欠ける」(薄板・表面処理鋼板業者)、「5月は稼働日が少なく、…