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会沢高圧コンクリート、「福島RDMセンター」開設 イノベーションを広く発信

【2023年7月4日付 素材・建設・環境・エネルギー2面 日刊工業新聞電子版

【いわき】会沢高圧コンクリート(北海道苫小牧市、会沢祥弘社長)は、福島県浪江町の南産業団地に整備を進めていた先端技術の研究・開発・生産拠点「福島RDMセンター」をオープンした。次世代コンクリートの製造や、3次元(3D)プリンターや大型飛行ロボット(ドローン)を使ったコンクリート製造技術、コンクリート製浮体式洋上風力発電を使ってグリーンアンモニアを製造する海洋構造物の開発などの研究を推進。浪江発のイノベーションを広く発信していく。

浪江町が造成した南産業団地へ進出、4・6ヘクタールの用地に生産棟(4300平方メートル)と研究棟(1700平方メートル)を完成させた。生産棟ではプレストレストコンクリートなど3ラインで製造を始めている。コンクリートの損傷を自動で修復する自己治癒コンクリート材「バジリスク」も量産する。

バジリスクはコンクリートにアルカリ耐性バクテリアとポリ乳酸を配合。これにより発生する炭酸カルシウムがコンクリートの割れを自己修復するグリーンセメント。同センターで生産するバジリスクは関東地方などに供給する。

一方、研究・開発棟ではコンクリートで建造する住宅やビル向けに、

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