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サーキュラーペット、岡山・津山市に新工場 低グレード廃ペットボトルを水平リサイクル

【2024年3月15日付 素材・建設・環境・エネルギー面 日刊工業新聞電子版

【岡山】サーキュラーペット(岡山県津山市、喜田知克社長)は14日、津山市西部で建設を進めてきたペットボトルの水平リサイクル工場が完成したと発表した。主に低グレードの使用済みボトルを原料に、ペットボトル向けの樹脂ペレットを生産する。生産能力は年間2万5000トン。

新本社工場は岡山県営久米産業団地に立地し、敷地面積は約5万平方メートル。約60人を新たに雇用した。設備投資額は公表していないが、約100億円のもよう。

静岡県以西の店舗や駅などから回収された、ラベルやキャップがついたままだったり洗浄されていなかったりする廃ペットボトルを原料とする。原料使用量は年間約4万トン。

サーキュラーペットはヴェオリア・ジャパン(東京都港区)と三井物産、セブン&アイ・ホールディングスの共同出資で2020年4月に設立した。セブン&アイは店頭での廃ボトル収集と、自社ブランド飲料の容器への再生樹脂の使用で協力する。

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