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木環の杜、福島・いわきに製材新工場 地域スギ資源活用

【2024年4月24日付 素材・建設・環境・エネルギー2面 日刊工業新聞電子版

【いわき】木環(こわ)の杜(福島県いわき市、安永友充社長)は、いわき四倉中核工業団地(同市)に新工場「四倉工場」を建設する。7月に着工し、2026年3月に稼働する計画。国産スギを中心に製材や木材加工を行い、地域の森林資源の有効活用を進める。

木環の杜は住友林業と恒栄資材(東京都渋谷区)、和田木材(福島県いわき市)の3社が23年11月に共同出資によって設立。1日に恒栄資材湯本工場(同)の事業を譲り受けた。住友林業が経営全般と原木集材・販売、恒栄資材が工場管理と集成材製造、和田木材は原木集材と製材工場管理を担当する。

新設する四倉工場はいわき市周辺からスギを中心とした原木を調達し、中大径木の製材やプレカットを行う工場となる。段階的に集材量を増やし、年間原木投入量で11万立方メートルを目指す。

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