石油資源開発は出資する大洲バイオマス発電(愛媛県大洲市)が運営する大洲バイオマス発電所に、燃料用木質ペレットの供給を始めた。約2万5000トンの木質ペレットを積載した第1船が大洲市長浜港に入港した。石油資源開発がバイオマス燃料を供給するのは初めて。4月から試運転を実施し、今夏に商業運転を開始する。
大洲バイオマス発電は石油資源開発、前田建設工業、四電ビジネス、新光電装の4社が共同出資して設立。大洲市長浜地区の工業団地内約2万5700平方メートルの敷地に出力約5万キロワットのバイオマス専焼発電所を建設し、海外から輸入した木質ペレットを燃料として使用する。
発電量は年間約3億5000万キロワット時を見込む。発電する電気の全量を再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の利用により、四国電力送配電に売電する。