【福島】福島県郡山市は西部第一工業団地(同市)の第2期工区周辺の農地を活用したソーラーシェアリングによる営農と、太陽光発電(PV)による電力の誘致工場への供給などについて具体的な検討を始めた。本年度にも数件の農家の協力を得て実証を進める計画。
西部第一工場団地は1期工区の入居企業がほぼ満杯となったため、2期工区として事業面積76ヘクタール、分譲面積37ヘクタールで26区画の企業誘致を進めている。造成は中硬岩の出土などで当初より13カ月遅れの2025年10月まで延長する。現在、8社・17区画(合計26ヘクタール)の申し込みがあり、市は商談を進める一方、6月末までの予定で第3次分譲を始めた。
さらに市では第2期工区周辺に広がる農地を活用したPVによるソーラーシェアリングを検討しており、農地にPVを設置した電力供給と、営農の効率化の一体化を図る。
事業化にあたってはPPA(電力販売契約)でPV由来の電力を第一工業団地2期工区へ進出した企業などへオフサイトで供給する方針。