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巨象を追って ブラザー工作機械のインド戦略(下)世界標準で製品生産

【2025年3月7日付 機械・ロボット・航空機面 日刊工業新聞電子版

高品質部品の確保急ぐ

ブラザー工業のインド工作機械製造拠点の「トゥマクール工場」は、2025年度に年間500台の生産を計画する。同国南部のベンガルール市郊外の工業団地に立地する同工場は、まだまだら状態で周囲は空き地が目立つ。同工場の隣接地も空きがあるが、ここはブラザーが将来の工場拡張を見据えて取得した土地だ。その面積は同工場と同規模。これは同工場の規模や生産能力を倍増させる余地があることを意味する。

星真専務執行役員は「早めに2期工事をしたい」と工場拡張への意欲を見せる。本格稼働から間もない同工場だが、「バックオーダーは既にある。(製品の)価格が通用することが分かった」と手応えを示す。

同工場で作るのは

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