誘致を軸に「稼ぐ力」向上
鹿児島県の2025年度予算は約43億円の6月補正予算案の反映後、一般会計で8570億円と前年度6月補正後比1・6%増となった。隣の熊本県には台湾積体電路製造(TSMC)が進出したが、鹿児島県も「シリコンアイランド九州」の一角として半導体関連産業の振興を目指している。
25年度からは県内で設備投資する半導体企業などへの企業立地促進補助金の一部を上限6000万円から5億円に引き上げた。新規雇用者数適用要件も緩和。従来11人(離島地域を除く)以上の製造業で5人以上とした。
「適地の可能性のある場所でボーリング調査などを実施する」(商工労働水産部産業立地課の溝口俊徳課長)と大型の…