ロボ草刈り機の開発加速
キャニコム(福岡県うきは市、包行良光社長)は30日、草刈り機などを手がける主力工場、演歌の森うきは(同市)の物流棟と出荷棟の竣工式を開いた。2021年に稼働し、2期目の増強となる。草刈り機「まさお」シリーズなど、ユニークなネーミングで知られる同社は33年12月期売上高で、24年12月期の倍増規模となる200億円を目指している。伸びる海外市場攻略のカギは、創業地うきはへの思いを代弁する生産拠点が担う。(九州中央支局長・林武志)
キャニコムの演歌の森は福岡県久留米市東部と、うきは市西部にまたがる「久留米・うきは工業団地」に位置する。42億6000万円を投じた工場の稼働に続き、工場と接続する床面積5000平方メートルの物流棟と同2300平方メートルの出荷棟が完工した。今回の投資額は15億5000万円。
10月末予定の二つの新棟稼働後、…