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ニュース拡大鏡/南半球新興国で日系が事業拡大 製造業などインド・アフリカ照準

【2025年11月26日付 総合4面 日刊工業新聞電子版】

ジェトロ調査 中堅・中小の立地意欲旺盛

日本企業のグローバルサウス(南半球を中心とした新興・途上国)での事業拡大を目指す動きが鮮明だ。日本貿易振興機構(ジェトロ)の調査によると、インドでの事業を拡大すると回答した企業は2年連続で8割を超えた。今後中堅・中小企業の立地が進むことも期待する。アフリカでは製造業の7割超が拡大に意欲を見せる。調査では米国の関税政策のマイナス影響を実感する日本企業も見られる中で、グローバルサウスの重要性が高まりそうだ。(山岸渉)

「成長のドライバーとしてグローバルサウスが一層重要な役割を占めている」。ジェトロの石黒憲彦理事長はこう強調する。ジェトロがまとめた2025年度の「海外進出日系企業実態調査」(有効回答7485社)のうち、インドの今後1―2年の事業展開の方向性について384社のうち81・5%が拡大すると回答した。

石黒理事長はインドについて

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