2026年は関西の医療・健康産業の飛躍に向けた重要な年になる。25年の大阪・関西万博では「大阪ヘルスケアパビリオン」の出展などにより同産業の価値がクローズアップされた。現在は万博の展示物を移設して情報発信を強化したり、万博で提供された健康関連サービスの商用化を図ったりする取り組みが相次ぐ。万博のレガシー(遺産)の具現化を通じて産学連携を加速し、将来のイノベーションにつなげられるかが問われる。(大阪・広瀬友彦、同・市川哲寛、編集委員・安藤光恵)
国内外の案件集め育成
万博レガシーの健康促進サービスを駅で展開―。JR西日本はBIPROGY(ビプロジー)、博報堂と共同で、大阪ヘルスケアパビリオンで約67万人が体験した健康データ測定機器「カラダ測定ポッド」の実用化を目指す。利用者は、カメラやセンサーなどを組み込んだ個室で測定し、約5分で脳や髪、肌など6項目48種類の健康データを取得できる。データはスマートフォンに都度記録し、持続的な健康管理を促す。
万博会場に加え、…


