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コラム

【連載】グローバルの眼/メキシコのポピュリスト政権

【2019年8月22日付 国際面 日刊工業新聞電子版

内外で懸念の声広がる

メキシコのロペスオブラドール政権が発足してから約8カ月。当初から指摘されていたポピュリズム(大衆迎合主義)的傾向が一段と顕著になり、内外から懸念の声が聞かれる。

ロペスオブラドール氏が昨年の大統領選で社会格差是正、汚職追放をスローガンに圧勝。同12月1日に同国初の左派大統領として就任した当時は「左派大統領とはいえ、経済面では現実路線を採用するだろう」(在メキシコ大手商社幹部)との楽観的見方がメキシコ経済界や外国企業の間で流れた。

ところが、…

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