内外で懸念の声広がる
メキシコのロペスオブラドール政権が発足してから約8カ月。当初から指摘されていたポピュリズム(大衆迎合主義)的傾向が一段と顕著になり、内外から懸念の声が聞かれる。
ロペスオブラドール氏が昨年の大統領選で社会格差是正、汚職追放をスローガンに圧勝。同12月1日に同国初の左派大統領として就任した当時は「左派大統領とはいえ、経済面では現実路線を採用するだろう」(在メキシコ大手商社幹部)との楽観的見方がメキシコ経済界や外国企業の間で流れた。
ところが、…
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