Powered by 日刊工業新聞

コラム

【連載】グローバルの眼/1カ月で崩壊した米中休戦

【2019年8月28日付 国際面 日刊工業新聞電子版

強まる米の対中攻勢

記者団からの質問に答えるトランプ米大統領(9日、ワシントン=EPA時事)

7月31日付の本欄で、米中休戦は一時的なものだと書いた。しかし、まさかトランプ大統領が1カ月で対中攻撃を再開し、戦線を通貨にまで広げるとは予想外であった。来年の大統領選挙が迫るにつれて、トランプ大統領の行動はますます予測不能となり、世界経済はそのたびに混乱させられる。

トランプ大統領は8月1日付のツイッターで、9月1日から実施する対中輸入品3000億ドル分に対する10%の追加関税(第4弾)の理由を挙げた。つまり、(1)再開した米中交渉が進展しない(2)中国が約束した米農産物買い付けが実行されない(3)習近平主席が米国に輸出しないと言ったフェンタニル(強力な合成麻薬)の流入が続き、米国人の死者が増えている、などである。

第4弾の追加関税は当初…

日刊工業新聞電子版で続きを読む
(電子版への会員登録・ログインが必要です)

ページトップ