野村ホールディングスは8日、IHI、マレーシアの大手印刷会社ネクストグリーン・グローバル・ベルハット(NGGB)と、パーム残さの活用で協業検討の覚書を結んだと発表した。アジアにおけるインフラ投資の支援を通じて、経済成長や社会発展の貢献につなげる。
今回の覚書により、3社はパーム産業で廃棄されていたパームヤシの残さ(空果房)を原料とする製紙用パルプや、バイオマス燃料の生産における協業の事業性評価を行う。
あわせてNGGBが開発を目指すパーム廃棄物活用による環境配慮型工業団地グリーン・テクノロジー・パークの開発に向けた協業についても検討を進める。NGGB、IHIの技術力と、野村ホールディングスの金融ノウハウを結びつけることでマレーシアの主要産業の一つであるパーム産業の持続可能性を高めることを目指す。