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ジャスティード、新本社工場を来月稼働 油圧・航空機部品増産

【2019年4月9日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

ジャスティードの新本社工場(イメージ)。延べ床面積は現本社工場の2.5倍の1700平方メートル

【神戸】ジャスティード(神戸市西区、上甲陽一社長、078・997・7927)は、神戸複合産業団地(神戸市西区)に本社工場を移転し、5月に新工場を稼働する。投資額は5億円。製造スペースを拡張し、需要が拡大する建設機械向けの油圧機器部品や航空機部品などを増産する。2020年4月期に売上高3億4000万円(18年4月期比13%増)を目指す。

新本社工場の敷地面積は3000平方メートル。建屋は2階建てで、延べ床面積は現本社工場比2・5倍の1700平方メートルとなる。現本社工場は6月に売却する予定。

工作機械など計40台を移設するのに加え、芯間最大距離2メートルの大型数値制御(NC)旋盤やマシニングセンターを導入する。大型NC旋盤を用い、以前は受注できなかった直径30ミリメートル、長さ最大2メートル規模のシャフトを製造できるようになる。

ジャスティードは金属精密機械加工の専業メーカーで、チタン合金やインコネルなど難削材の加工を得意とする。旺盛な建機需要に支えられ、17年以降の受注量が毎年約10%伸びており、工場が手狭になっていた。

一方、15年8月に航空宇宙品質マネジメントシステム「JISQ9100」認証を取得し、航空機部品製造に参入。成長事業に位置付けており、全社売上高に占める航空機部品事業の比率を今後10年間で現状の1%から20%まで伸ばす方針。

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