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兵庫・加西市が新産業団地 中国道IC周辺に32万㎡

【2019年2月28日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

加西IC付近の新産業団地予定地

【姫路】兵庫県加西市は加西市内に新たな産業団地を整備する。工業用地の面積が約32万平方メートルの団地で、9月までに1ブロック(約7万平方メートル)へ進出する企業を募り、2020年秋の分譲開始を目指す。同市は京阪神地区から半径100キロメートル圏内。既存の工業団地は完売で、新たな団地を用意し、同市への進出ニーズに対応する。市は大都市近郊で用地を求める企業を誘致し、税収増や人口増につなげる。

新産業団地は中国自動車道の加西インターチェンジ(IC)半径2キロメートル圏内にある。調整池や公園を含む全体面積は約48万8000平方メートル。立地可能な主な業種は製造業や流通業。分譲価格は1坪あたり10万円程度を想定する。まずICより北側4ブロックを整備したのち、南側2ブロックの整備に着手する。北側は28年3月末の分譲完了を目指す。

進出企業の支援策として、工場の操業開始後2年目から3年間は固定資産税の課税を免除する。さらに操業後10年間は、年間2000立方メートルを超える水道料金の半分を、翌年度に返金する制度を適用する。

加西市内にある四つの工業団地は完売済み。市には市内外の企業から新たな産業団地を求める声が寄せられていた。このため市は産業団地予定地に企業が進出できるよう地区計画の策定や、地権者への用地買収交渉などを進めている。

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