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新型コロナ/スズラン、中国でマスク新工場 倍増の月3000万枚

【2020年4月3日付 総合1面 日刊工業新聞電子版

マスクの生産能力は2倍以上に(中国新工場の完成予想図)

【名古屋】スズラン(名古屋市北区、国枝靖弘社長、052・981・8501)は、中国江蘇省にマスクなどを生産する新工場を建設し、2022年1月に稼働する。マスクの生産能力は月間2500万―3000万枚で現状の2倍以上となる。新工場は自動化システムを導入し、新たに医薬品レベルのアルコール綿の生産も始める。投資額は約35億円。(総合2・総合3・国際・電機2・素材・生活・金融・商況・東日本・西日本に新型コロナ関連記事)

スズランは中国に江蘇省太倉市、上海市、常州市の3工場を持つ。新工場は太倉市の工場を現在地に近い西部工業団地に移転、拡張する。敷地面積は約3万7000平方メートル、建屋は3階建てで延べ床面積約4万3000平方メートル。不織布マスクのほか、アルコール綿を月間1億枚、化粧綿を同33億3000万枚、ガーゼを同1万―1万2000キロメートル生産する。

同社は医療用ガーゼで…

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