生産能力3倍、迅速化に対応
【千葉】プレシジョン・システム・サイエンス(PSS)は、全自動PCR検査装置を量産化するため、秋田県大館市に新工場を建設する。生産能力を現状比3倍以上に引き上げる。2021年にも稼働させ、現在開発を進めている、1台で24検体を約2時間で検査できる機種を中心に生産する計画。新型コロナウイルスの感染拡大に収束の兆しが見えない中、迅速な検査体制を求める国内外の需要に対応していく。
同社は新工場建設のため、3万平方メートル程度の用地取得に向けて、関係者らと交渉している。20年内にも着工したい考え。経済産業省の「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」(採択金額上限20億2300万円)を活用する。
全自動PCR検査装置は人手による作業を介さないのが特徴。…