新鋭機で生産性1.8倍、納期大幅短縮
【長野】杏花印刷(長野市、赤地精社長、026-296-8373)は、印刷・製本事業を全面再開する。同社は2019年10月の台風19号で浸水被害を受けたが、その後に買い替えた印刷機の2台目が9月に本格稼働する。見積もりから印刷工程、配送に至る情報を一元管理するシステムも導入して生産性を高める。被災から10カ月余を経て復興を本格化させる。
9月に稼働するのは両面専用の菊全判オフセット印刷機。印刷速度は毎時最高1万6200枚で、B1ポスターサイズまでの印刷が可能になる。新型コロナウイルス感染症の収束後に期待される観光用ポスターの需要などを開拓する。
3月に購入した1台目と同様に…