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東洋濾紙、栃木に工場 ウイルス検査材料4倍増

【2021年4月5日付 総合1面 日刊工業新聞電子版

【宇都宮】東洋濾紙(東京都中央区、戸部浩介社長)は、ウイルスの抗原検査キットなどの材料となる多孔質膜(メンブレン)を増産する。35億―40億円(土地代含む)を投じて栃木県芳賀町に新工場を建設する。イムノクロマト法の検査用メンブレンの生産能力を現状比4倍に増強し、現在の年産約2万平方メートルから、同8万平方メートルに高める。

新工場は2022年春以降に着工し、23年中の稼働を目指す。鉄骨造り平屋建て延べ床面積約4000平方メートルで、メンブレンの専用工場とする予定。新型コロナウイルス禍で検査キットの材料は「世界中で需給が逼迫(ひっぱく)している」(八掛浩之取締役)とし供給体制を強化する。

同社は栃木県企業局と土地売買契約を締結後、22年に芳賀第2工業団地(栃木県芳賀町)の…

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