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JX金属、先端工場建設で採用大幅増 今春新卒188人

【2023年3月2日付 素材・医療・ヘルスケア面 日刊工業新聞電子版

JX金属が採用活動を積極化している。2023年度入社の新卒採用(大卒、高専、高校・その他)が188人と過去10数年間で最高となる見通しで、22年度の中途(キャリア)採用も161人(2月末時点)と高水準となっている。同社は主要拠点が集積する茨城県に先端素材工場を相次ぎ建設しており、事業拡大に向け人材確保を急ぐ。23年度からの3カ年中期経営計画の人員計画も積極的な採用活動を行う方針だ。(編集委員・山下哲二)

JX金属は22年度入社の新卒採用111人、21年度キャリア採用127人から、いずれも大幅に採用者数を増やしている。

同社は茨城県に日立事業所(日立市)、薄膜材料事業の磯原工場(北茨城市)など主要事業所を含め複数の生産拠点を有する。加えて、生産現場の新たな中核拠点として「ひたちなか新工場」(仮称、茨城県ひたちなか市)の建設を1月に始めた。半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔・高機能銅合金条など先端素材の製造開発を担う。敷地面積は約24万平方メートルで総投資額は2000億円規模。25年度初頭から順次操業開始し、最終的には500人超の雇用となる見通し。

すでに需要拡大が見込まれる半導体用スパッタリングターゲットと圧延銅箔の生産能力増強に伴い、

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