浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた4月の景況実感調査(会員143社対象)は、現在の景況感について、前月に比べて「横ばい」と答えた企業が、前月調査比4社増の76社となった。大型連休があって3月より稼働日が減少したことや、年度初めで閑散期に当たるため荷動きが低調気味にあるものの、荷動きの悪い状態は以前から続いているために、状況としては横ばいだと実感する声が多かった。
景況感について「好況」「やや好況」が同4社減の4社、「不況」「やや不況」が同3社減の50社だった。
項目別に見ると、売上数量で「横ばい」が同5社増の53社、売上高で同様の回答が同4社増の53社、収益状況で同様の回答が同7社増の81社。いずれの項目においても、「横ばい」の回答が前月より増え、現状の変化のなさがうかがえる結果となった。
「4月の販売量は前月に比べ稼働日が少ない分減少。状況としては変わらず低調なまま」(薄板・表面処理鋼板業者)、「3月より営業日数2日減なるも、4月はほぼ前月と調査項目は横ばい」(一般形鋼業者)と、稼働日は減りながらも状況の不変さを指摘する声や、…