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河村電器産業、福島・郡山工場完成 ZEB化実現・地元小学生と植樹

【2023年5月30日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

省エネ国内トップ狙う

【福島】河村電器産業(愛知県瀬戸市、水野一隆社長)の郡山工場(福島県郡山市)が6月20日に完成する。同社にとって東北地方初の生産拠点で大型太陽光発電(PV)設備や工場の徹底した省エネルギー化のほか、植樹により自然環境の豊かな“緑の森工場”とする。大規模な工場では珍しいネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB=年間1次エネルギー収支ゼロ)化を実現する。総投資額は130億円。

郡山工場の屋根などに合計出力1700キロワットのPVを配置し、150キロワット時の蓄電池も導入する。発光ダイオード(LED)照明や動力の自動制御システムなどを活用。河村幸俊会長は「国内トップの省エネ工場を実現する」としている。

また、周囲の自然環境にマッチした環境づくりを目指し、地元の小学生12人らと山桜などを植樹。工場内へは400本の高木、2700本の低木、下草3000本も植樹し、里山のような工場に仕上げる。これらの植物による二酸化炭素(CO2)吸収も含め、

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