神鋼商事は3日、完全子会社の神鋼商事メタルズ(東京都目黒区、木場豊社長)がシンクスコーポレーション(神奈川県愛川町、石坂敬社長)と共同出資でベトナムにアルミ厚板切断加工販売会社を設立したと発表した。
新会社はベトナム北部のバクニン省の工業団地に設立。資本金は100万ドル(1億3500万円程度)で、神鋼商事メタルズが6割、シンクスが4割出資した。社長には神鋼商事出身の中村公司氏が就いた。工場内には切断機2台を設置した。
ベトナム北部では韓国系の財閥企業によるエレクトロニクス分野の大型投資があるほか、液晶や半導体、輸送機分野などの需要増大を見込む。
神鋼商事メタルズは韓国にアルミ厚板加工会社を持ち、財閥企業などと取引がある。シンクスはアルミ板などの流通・加工を手がけており、神鋼商事メタルズから素材を調達している。効率的な在庫運用実績と高い技術力を持つ。