浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた6月の景況実感調査(会員143社対象)は、現在の景況感について、前月に比べて「好況」「やや好況」と答えた企業が、前月調査比8社増の10社となった。大型連休があった5月に比べて稼働日が増えたことが大きく影響したとみられる。
景況感について、「横ばい」が同7社増の65社、「好況」「やや不況」が同13社減の60社だった。
項目別に見ると、売上数量で「好況」「やや好況」という回答が同44社増の61社。売上高で同様の回答が同49社増の66社、収益状況で同様の回答が同32社増の47社。5月に比べて改善したことを感じている企業が多いことがうかがえた。
「稼働日が増えた分だけ売り上げを維持できた」「6月は稼働日が多いので増加した」(薄板・表面処理鋼板業者)、「稼働日も22日あったので6月は、それなりに動きはあった」(異形棒鋼業者)、「6月は稼働日分の増加」(平鋼業者)と、稼働日の多さに要因を見いだす企業が見られた。また、要因への指摘はなかったが「5月は最低水準だったので6月は増加に転じた」(鋼管業者)と感じる声もあった。
3カ月後の景況予測については、…