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コラム

【連載】グローバルの眼/インド、内需主導で経済成長

【2019年12月5日付 国際面 日刊工業新聞電子版

RCEPに慎重姿勢

10月に講演会講師として浜松市に赴いた。同市は、インドで4割ものシェアを握る圧倒的な存在であるスズキのお膝元で関連企業が集積している。そのため多くの企業が、インドの景気動向に高い関心を持っていた。インドの自動車販売は、1年で最も販売台数の多い時期となる昨年10月のディワリ(ヒンドゥー教の正月)を境に、翌月以降、販売台数の前年同期比マイナスが1年あまり続いている。

自動車販売の不振は、マクロ経済動向とも整合的である。インドの実質国内総生産(GDP)成長率は昨年第2四半期以降、6四半期連続で減速している。その要因は複数あり、今年4―5月に行われた総選挙に伴う設備投資の手控えや、昨年後半から今年前半にかけての干ばつ、昨年8月に最大手ノンバンクのIL&FSが倒産し、オートローン市場などに悪影響を与えたことなどが挙げられる。

総選挙の結果、…

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