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コラム

【連載】グローバルの眼/インドに倣うグローバルリーダー育成

【2019年9月26日付 国際面 日刊工業新聞電子版

チームで学び 組織的改革

インド工科大ムンバイ校で講義する筆者

インドの時代が来る!と言われているが、すでに世界ではインド人エグゼクティブやインド出身のエンジニアが大活躍している。シリコンバレーを見てもグーグルのピチャイ最高経営責任者(CEO)やサンマイクロシステムズの創業者の1人であるビノッド・コースラ氏もインド出身だ。もちろんシリコンバレー、米国全土にとどまらず、世界中のIT企業の社長もしくは幹部にインド人が名を連ねている。彼らの多くは、インド国内トップのエンジニア大学を卒業後、米国で著名企業に就職してエンジニアとしてのキャリアをスタート。数年後に経営学修士(MBA)取得などで経営の知識習得やグローバルネットワークをつくるか、奨学金をもらってスタンフォード大などで大学院の博士課程に進む。つまり、インドで学び、米国に渡り、世界企業に就職し、トップ層に上りつめる。

先週、インドで最難関(入学確率だけ見ると米国のトップ校よりも入るのが難しい)といわれるインド工科大(IIT)ムンバイ校に、特別講演で招かれた。「シリコンバレーの起業家のヒーローは誰」と聞くと、…

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