コロナ禍で、工作機械業界においてデジタルプロモーションの取り組みが広がっている。国際見本市が相次ぎ中止に追い込まれ、オンライン展にシフト。主要メーカーでも独自の訴求策に乗り出している。低迷が長引く工作機械市場の回復への起爆剤として期待がかかる一方、訴求効果を最大限創出するには、来場者を呼び込むための施策や見せ方などの工夫が欠かせない。(土井俊)
製品・技術、動画で配信 誘客策にウェブセミ
「オンライン展示会は緒に就いたばかり。コンテンツで勝負するしかない」―。「日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」を主催する日本工作機械工業会(日工会)の担当者は、オンライン展の現状をこう捉える。
日工会は、東京五輪・パラリンピックの開催延期を受け、…