伊藤忠商事はマレーシアの発電会社マラコフ(クアラルンプール市)と、水素とアンモニアを活用した脱炭素化に向けた取り組みの事業化調査を共同で実施する。同国ジョホール州でアンモニア受け入れ基地の整備や、アンモニア混焼・水素焚き新設ガスタービン火力発電所の開発などの事業性を調査し、実現に結び付ける。
事業化調査を行うジョホール州は海洋交通の要衝であるジョホール海峡沿いに位置しており、アンモニア受け入れ基地整備は舶用燃料用途での供給や、近隣工業団地への供給などで脱炭素化への貢献も期待される。
2050年までにカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)実現を目指すマレーシアの施策に沿った取り組みとなり、日本政府の掲げるアジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)と連携して進める。