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ヒロセ電機、郡山に新工場 車載コネクター増産

【2022年6月23日付 電気・電子部品・情報・通信2面 日刊工業新聞電子版

【横浜】ヒロセ電機は車載用コネクターの主力拠点となっている子会社の郡山ヒロセ電機(福島県郡山市)で、今秋にも新工場建設に着手する。詳細は明らかにしていないが、取得済みだった郡山市の西部第一工業団地の用地約4万8000平方メートルに、延べ床面積が現工場比約2・7倍の規模で建設する。2023年度末までに完成し、その後、現工場を移転して操業する。投資額は非公表。

現工場は、同市内の郡山中央工業団地に立地している。車載用コネクターは自動車業界の潮流であるCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の進展や、先進運転支援システム(ADAS)の普及といった要因で需要が上向いており、ヒロセ電機は拡張・移転により増産体制を敷く。生産設備の自動化も推し進める。

また、郡山中央工業団地は19年の台風で浸水被害を受けており、高台の西部第一工業団地に移転することで事業継続計画(BCP)を強靱(きょうじん)にする狙いもある。

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