浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた9月の景況実感調査(会員143社対象)は、現在の景況感について、「横ばい」と答えた企業が前月調査比4社増の64社で、最多となった。引き合いは引き続き弱く、足元でも相場好転につながる材料は見つからない。
景況感について、「好況」「やや好況」が1社減の6社、「不況」「やや不況」が5社減の61社だった。
項目別では、売上数量で「横ばい」の回答が12社増の55社。売上高で「横ばい」の回答が17社増の57社、収益状況で「横ばい」の回答が7社増の67社。売上高、収益状況ともに最多だった。
会員からは「9月は7月に戻った感じで8月よりは多少良くなったが、低位安定に変わりなし」(薄板・表面処理鋼板業者)、「荷動きに変化はなく、上がる様子は感じるものの数字はついてきていない」(同)、「スポットの仕事については、引き合いを含めて相変わらず低調」(厚板業者)と荷動きの鈍さを指摘する声が…