機能性吸着材、年45トン生産
【福島】ANION(東京都港区、大野睦浩社長)は、福島県南相馬市で建設していた新工場「南相馬工場」の開業披露式をこのほど開いた。南相馬市の門馬和夫市長や金融機関などから約60人が出席した。投資額は約10億円。11月に本格稼働し、2029年5月期にはインフラ向け機能性吸着材を年45トン生産する見込み。
ANIONは日本国土開発の完全子会社。新工場は南相馬市の飯崎産業団地にあり、敷地面積は1万3729平方メートル。建物面積は1141平方メートルで、6人が働く予定。
ANIONの機能性吸着材は、鉄筋コンクリート構造物の劣化防止、長寿命化において高い性能を持っている。同社は同構造物のリニューアルプロジェクトを推進しており、…


