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コラム

【連載】グローバルの眼/米政策エリート2派が連携

【2020年7月2日付 国際面 日刊工業新聞電子版

強まる対中包囲網

2018年秋のことである。米国人チャイナウォッチャーで、北京在住20年というアーサー・クローバー氏と、秋葉原で一晩じっくり話す機会があった。

「今の米中関係の悪化は、トランプ大統領が原因なのではない」と同氏は語った。「ワシントンの政策エリートたちが変化している。具体的には『防衛タカ派』(Defense Hawk)と『通商戦士』(Trade Warriors)たちのアライアンスだ。彼らは『反中』という信念で一致している。逆にトランプ氏はそんな信念とは無縁だ」。

米国の対中政策は、オバマ政権の後半に「関与から抑止」に転換したという見方は、…

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