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コラム

【連載】グローバルの眼/ロックダウン解除後の欧州経済

【2020年7月15日付 国際面 日刊工業新聞電子版

消費回復へ事業モデル模索

欧州では3月以降、新型コロナウイルス感染の急拡大を阻むべく、多くの国がロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。特効薬もワクチンもまだ存在しない中での感染抑制策は、人と人との接触を極力減らすほかなく、必要最低限以外の外出は制限され、食料品や医薬品以外を販売する店舗や飲食店は営業休止となり、さまざまなイベントも軒並み中止となった。

欧州経済は急速に冷え込んだが、幸いにして新規感染者数は3月末から4月初めをピークに減少傾向をたどり、5月以降は各国でロックダウンが段階的に解除されつつある。景気指標も消費関連を中心に5月以降は好転している。ユーロ圏の小売売上高は3月に前月比10.6%減、4月は同12.1%減と急減したあと、5月は同17.8%増と反発した。ロックダウンの打撃が特に大きかった衣料品の売り上げは3月と4月に同50%を超える減少を記録したあと、5月は同147%増となった。また、欧州各国の新車登録台数も3月と4月に前月比で急減したあと、5月と6月は増加傾向にある。

世界全体では新規感染者数の増加に歯止めがかからず、…

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