愛知県の西尾市鋳物工業協同組合が設立100周年を迎えた。古くは江戸時代から根付いてきた同市の鋳物業は、顧客や業態を変えながら発展を続けてきた。一方、車や工業機械の電動化、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)、人手不足など、業界を取り巻く環境は激変期にある。次の100年をどう描くか。鈴木英昭理事長(ヤマキ会長)に聞いた。
―1921年に組合が設立されました。
「1716年に西尾城主が近江国(現在の滋賀県栗東市)から招いた2人の鋳物師が、…
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